「
夢幻図書館」
幻想的で薄暗い図書館の世界
少し前までは文字アリ専用の世界だったが、バージョンアップにより文字ナシでも来れるようになった。
扉部屋に直通な上、「
顔と腕の通路」や「
夢見荘」に繋がるため、移動経路として利用することも多い。
・
夢幻図書館の本一覧・
手前左から
・
脳すりむいちゃった娘・
・
てがふるえる・
「てがふるえる。やけどのあとがいたむ。
ケロイドじょうになったそれはずくずくとうずき、
すこしずつ、ひどくなっているのがわかる。
たのむから、もうおさまってほしい。
いたい。くるしい。どうして、わたしばっかり。
がらすまどにうつるわたしは、ひどいかおをしてる。
ねむれないひびがつづき、またあさがくる。
おかあさん おかあさん おかあ」
・
日照り猿の飼い方①・
・日照り猿は雑食ですが、水分の多いものを食べさせるとお腹を壊すことがあります。
・ゲージには、おかくずを敷き詰めましょう。新聞紙を細かく裂いたものでも可能です。
・ゲージを掃除する際には、日照り猿を一度水の張った桶に移した方が良いでしょう。
・日照り猿は、決してつがいのまま飼ってはいけません。
・日照り猿は、飼い主であるあなたの行動を真似る習性があります。愛情を持って育てましょう。
・日照り猿が言葉を覚えたら、すぐに毒を飲ませて殺してください。
・
祭りの老人・
壁を登る祭りが始まった。
最初に上るのは足を怪我した老人である。
誰かに手伝ってもらいだらりとしていて自分で登っていない。
降りきるときに失敗して地面に叩きつけられた。
場は騒然となり老人はどこかへ担がれ消えていった。
・
バスの中で・
私の頭に髪飾りをのせるおばさんがいる。
ムスッとして外したら。
床に転がり髪飾りは壊れた。
・
背が伸びる友人・
バスの後ろの方で綺麗な声の女性が歌っている。
同級生の背がとても大きく見えた。
・
雛人形・
バスを降りると田舎の景色が広がっている。
村の中央の畑には、家よりも大きい雛人形が経っている
「
雛人形」へ
・
窓・
彼は窓を叩く
もう一時間になるだろうか
それでも彼はやめようとしない
窓は一向に変化を見せない
彼は窓を叩く
もう一週間になるだろうか
それでも彼はやめようとしない
窓は一向に変化を見せない
・
あなたはなに?・
あなたはなに?
あなたはひと?
あなたはもの?
あなたはいきている?
あなたはしんでいる?
あなたはそんざいしている?
あなたはそんざいしていない?
あなたはそんざいをしめすことができる?
あなたはそんざいをしめすことができない?
あなたはそこにいることをだれかにしょうめいしてもらえる?
あなたはそこにいることをだれかにしょうめいしてもらえない?
あなたは
あなたは
あなたは
あなたはここにいない?
・
私はこの世界の神である・
私はこの世界の神である
なぜならこの世界は私がいないと
存在を知ることが出来ないからだ
私のこの世界の塵である
なぜならこの世界は私がいなくても
存在できるからだ
私はこの世界で一番博識である
なぜならこの世界は私の知識を通さないと見ることが出来ないからだ
私はこの世界で一番馬鹿である
なぜならこの世界は私の知識では理解することが出来ないからだ
私は
私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は
私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私
・
マージナルビビットワーカー・
・
意味不明(1)・
やめて。
やめて。
あなたに触った心がゆがむ。
心の中を見せて
私がそれを、
緑色のクレヨンで
百合潰してあげる。
たさしくなれたが、
もう一度見せて。
あなたの心をもう一度。
今度は一緒に、みどりいろ。
・
意味不明(2)・
誰かが叫んでいる。
意地汚い私は、
たくさんの声を集めて、
空き缶に詰め込んだ。
何に使えるだろう。
私は胸を躍らせながら、
缶を暖炉に放り込んだ。
ドロリと溶けた缶の中から、
若干こげついたような
おいしそうな匂いをたてて、
意地汚い私が出てきた。
・
意味不明(3)・
ゴミ箱。
とにかくゴミ箱がほしい。
捨てる必要があるのだ。
泣きながら探して回り、
ついにようやく手に入れた。
ゴミ箱が手に入ったら、
次は捨てるものが必要だ。
・
あかいほん・
・
赤色療法・
・
私の体には文字があふれている・
私の体には文字があふれている。
髪の毛の一本、歯のエナメルさえもが文字で構成されている。
目に映るものは文字に変換され網膜に再現されている。
味覚に訴えるものもやはり文字となり脳を震わせる。
そんな私の見る夢はやはり文字で出来ていた。
嗚呼、私の時が止まる。
私の心臓が文字で出来た血液を送ることを止める。
それ自体は恐ろしくなかった。
うすれゆく意しきの中、
私はおそろしいことに気が付いた。
文字がよめなくなっている。
ほうかいの速度はおそく、へん化は少しずつだったが、
かく実にわたしののうは文字をよむことをやめはじめていた。
もじがよめないということはわたしはしんでしまうと
いうことだああやっときがついたわたしはいまからしぬ
のだろうかしんださきにはもじはあるのだろうかよめ
ないよめないなにもよめないわたしのぜんしんからも
じがほうしゅつされるきえてゆくむさんしてゆくし
かいがかすむなにもみえないもうゆびさえうごかない
さいごに つまれた ほんをみた
かれらを もうすこし たいせつに してやれば よかった
すまないことをした
それだけを もじにして まぶたを おろした
oysm mnn sst smn wg msm
・
ひととがいゲームのやりかた③・
11、外れた場合、頭一つ分くらいかがまなくれはなりません。
12、そのままゲームを続けます。
13、ひととがいは、されからもあいされることがありません。
14
15
→ひととがいゲームのやりかた④へ続く
・
監視する音・
この土地では
夜になると
人形の首が
飛び回るのだ。
・WakuWakuSun・
・
違和感な感じ・
・
渋々左斜め下・
・
日記・
・
この心臓を君にあげる・
・
俺と家庭教師の×××・
・
歯車・
PR